子供の虫歯予防に✨
2025.01.12
こんにちは、すえいし歯科矯正歯科です☺
厚生労働省の歯科疾患実態調査によると、虫歯を持つ子どもの割合は急激に低下しており、例えば6歳児の虫歯になる率(永久歯・乳歯)が1993年に88.4%だったのに対し、2022年には30.8%になりました。
つまり、およそ30年の間に半数以下の虫歯率に低下したことになります。
昔は虫歯が出来たら治療するということが多かったですが、現在では虫歯予防に力を入れている歯科医院もたくさん増えています。
子供の虫歯予防には溝を埋めるシーラントやフッ化物の利用が有効です。
シーラントは、奥歯の溝を物理的に封鎖したり、シーラント材の中に含まれるフッ化物により再石灰化作用を促進したりするむし歯予防法です。
4年以上で約60%のむし歯予防効果が認められ、特にフッ化物応用との併用によってむし歯予防効果はさらに増加します。むし歯発症リスクの高い歯に行うと特に有効です。
フッ化物とは、厳密にはフッ化物イオンが含まれる化合物のことです。むし歯予防に用いられるフッ化ナトリウムもフッ化物で、水の中で薄い濃度で溶解している状態では、フッ化物イオンとして存在しています。
フッ化物イオン濃度1ppm程度では完全に溶解し、天然水に含まれる他のイオン物質とも結合せずに、全く安定したものになっています。
当院では子供だけに限らず成人された方にもフッ素をお勧めしています。歯磨き粉に含まれているフッ素はもちろん、歯科医院で処置するフッ素もありますので、気になる方一度ご相談ください🍃