30代男性「他院で抜歯後、ブリッジ・部分入れ歯・インプラントで悩んでいる」欠損部を切開しないインプラント治療をした症例
2025.11.09
治療前
治療後
| 年齢と性別 | 30代 男性 |
|---|---|
| ご相談内容 | インプラントの専門医を探して東京から当院にご来院された患者様です。 「2年前に他の歯科医院で抜歯をしたが、抜歯後の欠損部にはブリッジか、部分入れ歯か、インプラントか悩んでいる。できればインプラント治療が希望」とご相談いただきました。 |
| カウンセリング・診断結果 | CT撮影・模型診断、問診を行いました。CT検査の結果、顎骨の幅、高さ、軟膜の厚みなどは十分でした。 患者様は都内からのご通院であり、また多忙なため、なるべく通院回数が少なくて、痛みの出ない方法をご希望されたため、切開を行わないインプラント治療であるフラップレスサージェリーをご提案しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 右下6番に、切開を行わないフラップレスサージェリーのインプラント治療を行いました。 |
| 治療期間 | 3ヶ月 |
| おおよその費用 | 425,000円 |
| 術後の経過・現在の様子 | ... |
| 治療のリスクについて | ・下歯槽神経を損傷する場合があります(知覚異常や鈍麻)。インプラント手術の際に下顎神経に触れた、もしくは近かったなどで神経を損傷したり、圧迫することで起こります。 ・インプラントによる神経の圧迫、損傷、切断がある場合は、インプラントを撤去します。経過を見る場合や、内服薬で治療を行うこともあります。 ・インプラントは、入れ歯治療などとは異なり、外科手術が必要です。今まで問題がなかった神経や血管などにも手を加えることがあるため、リスクを伴います。 ・インプラント手術自体が受けられない場合もあります。手術は免疫力や抵抗力が低下しやすいため、歯周病の発生リスクが高いとされる糖尿病の方、口腔内の衛生状態が悪い方や、顎の骨が足りない方、喫煙者の方は、事前に生活習慣の改善・治療が必要となる場合があります。 |
治療前詳細
右下6番に欠損が認められます。 初回はCT検査で診査と診断を行い、同日に模型採得、レントゲン撮影、歯周病検査などを行います。 治療計画をご説明し、同意を得られた場合、インプラント治療を次回より進めていきます。
治療中詳細
右下6番に骨幅骨量的な問題はなかったため、フラップレスサージェリーにてインプラント手術を行いました。 インプラント体の初期固定も良く、35Ncm以上だったため、ヒーリングキャップを装着し、縫合なく手術を終えました。手術時間は15分でした。
治療後詳細
上部構造が口腔内に装着された状態です。 光学印象にて作製したため、ほとんど調整が必要なく装着できました。
この症例の担当

院長 末石 哲之
所属学会
- 日本口腔インプラント学会 専門医
- 日本顎顔面インプラント学会
- 顎咬合学会 咬み合わせ認定医
- 日本放射線学会 放射線優良医
- 臨床研修指導医
- 即時荷重学会
- 臨床歯周病学会
- スポーツ歯科学会
- CAD/CAM歯科学会
- 柏歯科医師会
- 日本大学松戸歯学部口腔インプラント研究会
