WEB予約
矯正の
ご相談

ROOT

精密根管治療

  • 他の医院では抜歯と言われたが、自分の歯をできるだけ残したい。
  • 歯の根の治療がいつまでたっても終わらない
  • 何回も根の治療をしているのに、再発してしまう
  • 温かいもののが歯にしみる
  • 神経を取っているのに、歯ぐきが腫れる

マイクロスコープを使用した精密根管治療によって抜歯の回避や根管治療のお悩みを解決できます

他の医院で抜歯の判断を受けた場合でも、ご安心ください。当院では、お一人お一人の貴重な歯を守るため、慎重に検査と診断を行います。

治療前

治療後

根管治療ってどんな治療?

虫歯の進行と根管治療

虫歯の進行具合は、「C1」~「C4」のように表します。

C1

歯の表面のエナメル層の虫歯

C2

歯の内部の象牙質に達した虫歯

C3

歯髄にまで達した虫歯

C4

歯の大部分が虫歯に冒されている状態

※C3以降のひどい虫歯(深い虫歯)の多くは根管治療が必要です。

根管治療は、いわゆる根っこの治療や、歯の神経の治療と呼ばれるものです。
根管治療(歯内療法)というのは、根管内に入り込んだ細菌を綺麗に除去、消毒して、不快な痛みや腫れを根本的に解消するものです。
歯の内部には、神経や血管が通っています。この歯髄(しずい)が入っている部分が「根管」と呼ばれる管です。血管を通して、歯に栄養や水分を送る役割があります。
根管治療とは、重度の虫歯の治療法の1つです。
虫歯菌が歯の内部の歯髄にまで深く感染すると、歯が傷んだり、時には頬が腫れることもあります。放置しても治ることはなく、悪化するだけです。歯の内部や骨が溶けてしまう前に、早急に治療が必要です。

日本における根管治療の成功率

現在日本の歯科保険診療での根管治療は非常に成功率が低いというのが実情です。
日本における根管治療の成功率は30~50%と言われています。つまり、5~7割は”失敗”すると言われています。
なぜ、日本の保険医療制度下での根管治療の成功率は低いのでしょうか。
根尖性歯周炎は細菌感染症であるため、根管内に細菌が残っていることで菌が繁殖し再発してしまうリスクが高まってしまいます。
細菌を目視することはできませんし、お口の中には常に膨大な数の細菌が存在しています。

根管治療では、このような条件の中で細菌の数を極力減らすことが重要です。
ただし、日本の健康保険の範囲内で実施される根管治療では、時間的制約や診療報酬の問題から、理想的な治療が難しく、無菌的な環境を確保するのが困難なことが多いのが現状です。

当院では再発をさせない、患者さんへの負担を少なくする『マイクロスコープを使用した精密根管治療』を行っています

歯の根は非常に細く、肉眼では見えにくい複雑な構造をしており、人によって形が異なります。そのため、患者さん一人ひとりの根の形状に合わせた治療が重要です。
根管治療は医師の技術に大きく依存し、精密な歯科技術が不可欠です。
当院では、より正確な治療を実現するために、マイクロスコープを用いた根管治療を提供しています。
マイクロスコープとは、お口の中を拡大して確認できる高性能な顕微鏡のことです。最大で肉眼の約20倍まで拡大でき、肉眼では見逃していた神経の入り口など簡単に判別できます。

マイクロスコープで患部の可視化

すえいし歯科矯正歯科では、狭くて暗い根管内部の処置には「マイクロスコープ」を用いて、目でしっかり確認を行いながら治療を進めています。
肉眼のおよそ30倍もの拡大視野にできますので、精度の高い繊細な処置が可能となります。
細菌物質や汚染状況の確認をはじめ、根管内部のひびや破折、見落としがちな小さな根管などの発見にも効果を発揮し、徹底した処置を実現します。

歯科用CTで事前把握

患者様ごとに根管の数や形状が異なる事も、根管治療の難易度を上げる要因です。
マイクロスコープやレントゲンをもってしても、確認出来ない病巣なども存在するため注意が必要です。
こういったリスク対して当院では、事前に歯科用CTでの精密検査を実施して、発見困難な病巣や枝分かれした根管などの発見に努め、精度の高い処置に取り組んでおります。

ラバーダムによる無菌化への徹底

根管治療は、根管内部の細菌感染物質を除去して無菌化する事で症状の改善を図る方法ですが、お口の中や唾液には細菌が多数存在しますので、処置をしながら、無菌状態を維持する事は非常に困難となります。 そのため、当院ではラバーダムというシートを使用して唾液や口腔内から歯を隔離し、無菌化の精度を上げています。

マイクロエキスカでの汚れ除去

根管内部は、狭いため通常のドリルでは繊細な処置ができません。そこで使用するのがマイクロエキスカベーターと呼ばれる器具です。
耳かきのような器具で、虫歯になった軟化歯質を削ったり、汚れを掻き出したりします。手動ですので時間を要しますが繊細な処置が行えます。

ニッケルチタン製のファイル

根管内部の感染物質除去や根管の拡大処置には、ファイルと言う器具を使用します。ファイルも様々な素材や形状がありますが、当院では高い弾力性が特徴の「ニッケルチタンファイル」を採用しています。 弾力性があるので湾曲した根管内の先端までしっかりと処置が行えます。

根管洗浄も徹底実施

マイクロエキスカやファイルを使用して、感染物質を取り除いても無菌化は困難です。根管内は複雑な形状に加え、凹凸も多く器具だけの処置では、汚れを全て取り除けないからです。 そこで、汚れを除去するのに行うのが「根管内洗浄」です。当院では、一般的な次亜塩素ナトリウムでの殺菌・感染物質溶解を行い、EDTAで削った際のカスや象牙質の小さなキズに入り込んだ細菌などを溶解します。 徹底洗浄をすることによって、無菌化の向上と封鎖時の緊密性の向上を図っています。

MTAセメントによる充填

感染物質を除去した後の空洞には、MTAと言う歯科用セメントを使用して充填します。 MTAは、強アルカリ性で高い殺菌効果と硬組織修復作用があるため、根管内の無菌化精度の向上と根管の密封により再発リスクの軽減が可能となります。 先進的な充填材でコストがかかるため、日本での普及率は未だ低いですが、当院では患者様の天然歯維持のため導入しております。

精巧な補綴物での仕上げ

根管治療の再発を抑えるためには、精度の高い根管内部の処置に加えて、装着するかぶせ物の精度もとても重要になってきます。
当院では再発を抑え、長期維持して頂くために、シリコンでの歯型採取や歯肉圧排(歯と歯茎を、糸を使って一時的に剥離し、歯の際を露出させる)を行い、適合性の高いかぶせ物の作成に努めています。

保険治療と自費治療の違い

保険で行う根管治療と自費で行う根管治療は結果や成功率が大きく異なります

保険治療 自費治療
成功率 30~50%以下 90%以上
通院回数 2~8回 1~3回
治療時間 30分 60分~90分
視野 肉眼 マイクロスコープ
使用器具 制限あり ニッケルチタン
衛生環境 ラバーダムの使用なし ラバーダム使用有
薬剤 制限あり 害の少ない薬剤
再発率 高い 低い

根管治療成功には処置精度と被せ物の精度が重要

根管治療の精度 被せ物の精度 根管治療成功率
根管治療ケース1 ○ 自費の根管治療 ○ 自費(精密な)被せ物 91.4%
根管治療ケース2 × 保険の根管治療 ○ 自費(精密な)被せ物 67.6%
根管治療ケース3 ○ 自費の根管治療 × 保険の被せ物 44.1%
根管治療ケース4 × 保険の根管治療 × 保険の被せ物 18.1%

上の表は、歯科業界では広く認知されている根管治療臨床結果を基に算出されたデータです。
根管治療の成功率は、自費・保険での根管治療と自費・保険でのかぶせ物の組み合わせによって大きく変わっていきます。 保険診療では使用できる機器や薬品などが限られている上に、 患者様一人に対して十分な時間の確保が出来ないため、精度の高い治療は困難となり、それに伴い再発率も高くなってしまいます。 そのため当院ではできるだけ自費診療の精度の高い治療を受けていただけるようお勧めしています。

当院では補綴物(被せ物)にもこだわっています。

上記の表のとおり根管治療を自費で行い、補綴物(被せ物)も自費で行う事で成功率は高まります。 しかし、自費の根管治療は費用が保険診療に比べ高くなるのも現実です。 当院では保険の根管治療をお選びただいても成功率を上げるため、自費の被せ物をご案内しています。 当院では自費専用の被せ物を作成する技工士さんと綿密に連携をして補綴物を作成いたします。 そのため精度の高い補綴物をご提供し、再発防止に努めます。

Q&A

Q. セカンドオピニオンは可能ですか?

A. もちろん可能です。精密な審査診断をして最適な治療計画をご提供します。

Q. 必ず抜歯を回避できますか?

A. 当院でも「現状の医学ではどうしても抜歯するしかない」というケースの場合は抜歯を診断します。例えば、歯根が複数に細かく割れている、などの場合です。 このようなパターンではほかの歯科医院に行っても、どの医院でも「抜歯しましょう」と告げられてしまいます。 逆になんでもかんでも「抜歯せずになんとかなります」と言ってくる歯科医師は疑った方がいいかもしれません。

Q. 精密根管治療は何回くらい治療が必要ですか?

A. 通常、1本の根管治療は1回~2回の治療で完了します。
治療回数を減らすことで、治療期間中(治療と治療の間の期間)に新たに細菌感染を起こす可能性を最小限にします。

Q. 治療費用はどのくらいですか?

A. 患者さまの口腔内の状況や治療個所(前歯や大臼歯)によって変わりますが、目安は10万~15万円です。その他に土台(支台築造処置)や被せ物の費用が別途かかります。 隔壁や特殊薬剤(MTAなど)の別途料金は頂いておりません。

〒277-0827 千葉県柏市松葉町2-1-21

北柏駅 ▷ 徒歩15分 | 柏駅 ▷ 「竹ノ台」停留所下車徒歩3分

診療時間
9:00~13:00
14:00~18:00

休診日:木・祝・日曜

最終受付:17:30

歯の健康は一生の財産
院長によるインタビュー
詳しくはこちら