歯列矯正とは?~メリット・デメリット~
2025.10.23
歯列矯正とは?
歯列矯正は、矯正装置を使って歯並びや噛み合わせを整える治療です。
対象となるのは「不正咬合(ふせいこうごう)」と呼ばれる歯並びの乱れです。
【主な不正咬合の種類】
・叢生(そうせい)・・・歯が重なってガタガタ(八重歯・乱杭歯)
・開咬(かいこう)・・・前歯がかみ合わず隙間ができる
・交叉咬合(こうさこうごう)・・・一部で上下の歯の位置が逆になる
・過蓋咬合(かがいこうごう)・・・前歯のかみ合わせが深すぎて下の歯が見えない
・すきっ歯(空隙歯列)・・・歯と歯の間に隙間がある
・下顎前突(かがくぜんとつ)・・・下あごが前に出ている(受け口)
・上顎前突(じょうがくぜんとつ)・・・上の前歯が前に出ている(出っ歯)
不正咬合をそのままにすると、
発音が不明瞭になる、虫歯・歯周病のリスクが上がる、前歯で噛めず胃腸の負担になる、口元のバランスが崩れる、などのリスクがあります。
早めの矯正で、見た目だけでなく機能面の改善にもつながります✨
【歯列矯正のメリット】
① 歯並びがきれいになる
見た目が整い、笑顔に自信が持てるようになります。第一印象もアップ!
② 噛み合わせが良くなる
食べ物をしっかり噛めるようになり、胃腸への負担が軽減されます。
③ 発音がクリアになる
前歯の位置が整うと、発音が明瞭になりやすくなります。
④ 虫歯・歯周病の予防につながる
歯が重なっていると磨き残しが出やすいですが、整うことで歯磨きがしやすくなり、口腔トラブルの予防になります。
⑤ 顎や顔のバランスが整う
噛み合わせや筋肉の使い方が改善されることで、顔立ちが自然に整うこともあります。
⑥ 将来のトラブル予防
歯の摩耗、顎関節症、歯の移動など、将来的なリスクの軽減につながります。
【歯列矯正のデメリット】
① 治療期間が長い
一般的に1〜3年ほどかかります。
② 費用が高い
自由診療のため、装置の種類にもよりますが数十万円〜100万円以上かかることがあります。
③ 痛みや違和感がある
装置をつけた直後や調整後に、痛み・違和感を感じることがあります。ただしほとんどの場合、数日でおさまります。
④ 食事や歯磨きがしづらい
装置によっては、食べづらい物があります。歯磨きが大変になることもあります。
⑤ 虫歯や歯周病のリスクが上がる
装置の周りに汚れがたまりやすく、口腔トラブルにつながる可能性があります。
歯磨きの仕方を見直すきっかけにしましょう😊
⑥ 発音しにくくなる場合も
装置によっては、一時的に話しにくくなることがあります(特に舌側矯正など)。
⑦ 治療後も保定が必要
矯正後はリテーナー(保定装置)で歯並びをキープする必要があり、これを怠ると後戻りすることもあります。
歯列矯正はメリットが多い反面、時間・費用・ケアの手間などのデメリットもあります。
ただし、これらは適切なケアやサポートでカバーできることがほとんどです。
当院は矯正無料相談を行っておりますので、気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

