30代女性 歯ぐきに水ぶくれができた歯を抜き骨造成法とインプラント治療を併用して歯を補った症例
2025.12.27
治療前
治療後
| 年齢と性別 | 30代 女性 |
|---|---|
| ご相談内容 | 「神経を抜いた歯の根元の歯ぐきに水ぶくれができている」とご相談いただきました。 |
| カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、患者様は過去に右上の歯(第1小臼歯)の神経を抜いて被せ物を装着する治療を受けていました。 しかし歯の根元の歯ぐきが腫れておりレントゲンを撮影して確認した結果、根の先に膿の袋があることが判明しました。 この膿の袋は歯を支えているあごの骨を溶かして徐々に大きくなり、将来的に歯の喪失につながる可能性があります。 症状改善のため被せ物を外して再度神経の管を清掃する処置を試みたものの、被せ物を外した際、内部で虫歯が進行しており、虫歯を除去するとご自身の歯はほとんど残っていない状態でした。 このような状態では、新しい被せ物を装着しても歯が割れて長持ちしない可能性が高いと考えられます。 さらにこのまま放置すると、周囲の歯にも影響を及ぼすおそれがあることから、抜歯を行ったうえで歯を補う治療が必要と診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 診断内容を丁寧に説明したうえで、抜歯したあとに人工歯根をあごの骨に埋めて歯を取り付けるインプラント治療で歯を補う方法を提案し、同意いただきました。 インプラント治療は、外科処置が必要で自費診療のため費用がかかるものの、自然な見た目と噛み心地を実現できます。 また患者様は治療に対する不安が強いため、インプラント手術の際に笑気麻酔を用いることをおすすめしました。 笑気麻酔とは、笑気ガスと酸素を混ぜて吸い込むことでリラックスした状態を促す方法です。歯科治療に対する恐怖心や不安を和らげることを目的として使用されます。 しかし鎮静効果には個人差があること、鼻炎などで鼻呼吸が困難な方には使用できない場合があることも説明し、了承いただいています。 まず右上第1小臼歯を抜歯し、傷が治るのを待ちました。 その後、笑気麻酔を使用しインプラント埋入手術を実施しています。 インプラント予定部位の骨の量がやや不足していたため、そのままではインプラントをしっかりと支えることが難しいと判断しました。そこで、骨補填剤(人工の骨の材料)を入れて骨のボリュームを増やす骨造成法(GBR法)を併用して治療を進めました。 インプラントが骨にしっかりと定着したことを確認したあと、インプラントの上に人工歯を取り付けて治療を終了しています。 |
| 治療期間 | 約1年 |
| おおよその費用 | 506,500円 |
| 術後の経過・現在の様子 | --- |
| 治療のリスクについて | ・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います ・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎等にかかる可能性があります ・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります ・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります ・自費診療(保険適用外治療)です |
治療前詳細
治療中詳細
治療後詳細
この症例の担当

院長 末石 哲之
所属学会
- 日本口腔インプラント学会 専門医
- 日本顎顔面インプラント学会
- 顎咬合学会 咬み合わせ認定医
- 日本放射線学会 放射線優良医
- 臨床研修指導医
- 即時荷重学会
- 臨床歯周病学会
- スポーツ歯科学会
- CAD/CAM歯科学会
- 柏歯科医師会
- 日本大学松戸歯学部口腔インプラント研究会
