50代女性 抜歯部位をインプラント治療で補いしっかりと噛めるように改善した症例
2026.04.05
治療前
治療後
| 年齢と性別 | 50代 女性 |
|---|---|
| ご相談内容 | 「15年前にインプラントを入れたが膿が出てグラグラしてきたため他の歯科医院で除去した。欠損部分を診てほしい」とご相談いただきました。 |
| カウンセリング・診断結果 | 右下の奥歯(第1大臼歯)は、インプラントが除去されて隙間が空いたままになっていました。 欠損部位があると、周囲の歯が隙間に向かって傾いたり、上の歯が下の空いているスペースに向かって落ち込んでくることで噛み合わせが乱れたり、あごの関節や他の歯への悪影響を及ぼす可能性があります。 また、レントゲンを撮影して口腔内を詳しく検査したところ、左下の奥歯(第1大臼歯)は歯根の半分を切除する処置によってなんとか機能を保っていましたが、残っていた部位で虫歯が進行していました。 このまま放置すると、歯が破折したり強い痛みが生じたりするリスクがあります。さらに、虫歯の範囲が広く残せる歯質がほとんどないため、治療によって歯を保存することは困難な状態です。 以上のことから、左右とも奥歯でしっかり噛める状態へ回復させる必要があると診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | 左下奥歯は抜歯が必要であることを説明したうえで、左右下の奥に1本ずつインプラントを埋入する治療計画を提案し、同意いただきました。 インプラントは周囲の歯に負担をかけずに治療ができ、見た目や噛み心地が天然歯に近いことがメリットです。一方で、治療期間が長くなる傾向があり、自由診療のため比較的高額になります。 右下奥歯はインプラントを除去してから時間が経過しています。そのため骨の状態は問題ないと判断し、まず右下奥歯にインプラントを埋入しました。 埋入したインプラントは、世界的に広く使用されており、骨と結合しやすい加工がされているオステムインプラントを採用しています。 埋入後は仮歯を装着し、インプラントが骨と結合して安定するのを待ちました。 保存困難な左下奥歯は抜歯を行い、骨が治癒するのを約4ヶ月間待ってからオステムインプラントを埋入しました。 その後、右下同様に仮歯を装着して再び経過を観察しました。 歯茎の治癒やインプラントと骨の結合を確認してから精密な型どりを行い、耐久性と審美性に優れた白い素材を用いてインプラント上部に装着する最終的な被せ物を作製しました。 右下奥歯はインプラント埋入から約半年、左下奥歯は4ヶ月後に被せ物を装着し、噛み合わせに問題がないことを確認して治療を終了しました。 |
| 治療期間 | 約8ヶ月 |
| おおよその費用 | 697,000円 |
| 術後の経過・現在の様子 | --- |
| 治療のリスクについて | ・持病をお持ちの方や、服用中のお薬の種類によっては、外科処置ができない場合があります ・外科処置後に腫れ、出血が生じる場合があります ・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します ・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎などにかかる可能性があります ・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります ・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります |
治療前詳細
治療中詳細
治療後詳細
この症例の担当

院長 末石 哲之
所属学会
- 日本口腔インプラント学会 専門医
- 日本顎顔面インプラント学会
- 顎咬合学会 咬み合わせ認定医
- 日本放射線学会 放射線優良医
- 臨床研修指導医
- 即時荷重学会
- 臨床歯周病学会
- スポーツ歯科学会
- CAD/CAM歯科学会
- 柏歯科医師会
- 日本大学松戸歯学部口腔インプラント研究会
