70代女性 歯根が折れた左上奥歯を抜いてインプラント治療で噛み合わせを回復した症例
2026.04.21
治療前
治療後
| 年齢と性別 | 70代 女性 |
|---|---|
| ご相談内容 | 「左上奥歯の被せ物が外れてしまった」とご相談いただきました。 |
| カウンセリング・診断結果 | 拝見したところ、左上奥歯2本(第1小臼歯、第2小臼歯)の被せ物が外れていたため、レントゲン撮影で詳しく検査をした結果、歯根が折れていることが確認できました。 また、以前歯の神経を除去する根管治療を受けたそうですが、その際に使用された細い器具 (リーマー)の破片が根管内に残っています。 さらに、歯の周囲にある歯周ポケットの深さを測定したところ、口蓋側(上顎の内側)は歯根の先端まで達していました。 これでは、再度根管治療を行っても歯茎の状態が改善する可能性は低いと考えられます。 このまま放置すると周囲の骨や歯茎に炎症が広がるリスクがあるため、早急に適切な治療をする必要があると診断しました。 |
| 行ったご提案・治療内容 | まず、根管内を消毒する目的で貼薬による治療を行って経過を観察しましたが、症状の改善は認められませんでした。 患者様にはあらかじめ「貼薬で症状が改善しない場合は抜歯をする可能性がある」とお伝えしていたため、抜歯後にインプラント治療を行う提案をし、同意いただきました。 ・インプラント治療 顎の骨にチタンの人工歯根を埋入し、その上に人工歯を装着する治療方法です。 メリット:周囲の歯に負担をかけずに歯を補える。天然歯に近い見た目や噛み心地が期待できる デメリット:治療期間が長くなる。自費診療なのでほかの治療方法に比べて費用がかかる まずは局所麻酔を行い、左上奥歯(第2小臼歯)を抜きます。 次に、抜歯した穴の状態を慎重に確認しながら、インプラント体を適切な深さと方向に埋入しました。今回は、抜歯と同時にインプラントを埋入する「抜歯即時埋入」を実施しています。 インプラントが顎の骨と結合したあと、人工歯を装着します。 また、手前の歯にも新しい被せ物を装着しました。 最後に、見た目や噛み合わせに問題がないことを確認し、治療を終了しています。 |
| 治療期間 | 約8ヶ月 |
| おおよその費用 | 約350,000円 |
| 術後の経過・現在の様子 | --- |
| 治療のリスクについて | ・外科手術のため、術後に痛みや腫れ、違和感を伴います ・外科処置後に痛みが長引く場合があります。必要に応じ痛み止めを併用します ・メンテナンスを怠ったり、喫煙したりすると、お口の中に大きな悪影響を及ぼし、インプラント周囲炎等にかかる可能性があります ・糖尿病、肝硬変、心臓病などの持病をお持ちの場合、インプラント治療ができない可能性があります ・高血圧、貧血・不整脈などの持病をお持ちの場合、インプラント治療後に治癒不全を招く可能性があります ・自費診療(保険適用外治療)です |
治療前詳細
治療後詳細
この症例の担当

院長 末石 哲之
所属学会
- 日本口腔インプラント学会 専門医
- 日本顎顔面インプラント学会
- 顎咬合学会 咬み合わせ認定医
- 日本放射線学会 放射線優良医
- 臨床研修指導医
- 即時荷重学会
- 臨床歯周病学会
- スポーツ歯科学会
- CAD/CAM歯科学会
- 柏歯科医師会
- 日本大学松戸歯学部口腔インプラント研究会
